とうたすかかか

社長:さっき飲みながらスマホでWordPressに書こうとしたら、こんなことになってしまってまして。

基盤:ペイロードが1行って、すごいですね。しかも5-7-5も無理な幅。もとの画面も小さすぎませんか?

社長:iPhone といえばこのサイズなんです。小さめの胸ポケットにでもスルっと入る。手の小さめな私でも片手だけで操作できる。最小限のインタフェースでコミュニケーションを実現するというチャレンジングなUIのテストベッドとしても面白いと思います。新しいものはミニマルから生まれるのです。ただ、手のでかい米国人がこのサイズから始めたとうのがちょっと不思議です。太めのiPod Touchですか?みたいな。

開発:当時はオバマが使ってたブラックベリーとか、やっぱり小さかったんじゃないですかね。画面も小さかった。情報も基本テキスト。すごく小ささと軽さが重要視されてた時代。通信が安くなって情報量に見合う表示面積を求めて大きくなってきたんでしょうね。

社長:ですが、本気で情報を得たり入れたりしたいなら、ずっと効率的なデスクトップとキーボードがすぐそこにあるわけで、しかも通信は高速で定額だし、なんでスマホにそれを求めるのか。わたしには理解できません。動画とかも見ないし。

基盤:長時間、というかそもそも通勤してないからじゃないですかね。

社長:だからデスクトップ環境みたいな効率はぜんぜん求めませんが、今のスマホの入力はそれにしても効率が悪い。表示と入力のバランスがひどい。カーソルの移動とかテキスト編集も辛い。辞書もタコ。

基盤:編集っていう意味では、やはり理想はviじゃないですかね。眺めているモードと、入力しているモードは明確に別であるべきです。スマホみたいに入力のバンド幅が狭い場合には特に馴染むのではないかと。

社長:まあスマホでは編集を諦めるというのもいっそキヨキヨしいんですが。

開発:表示だけならそこそこでも、画面を入力用にも使うと上の画面みたいなことになってしまうという話ですね。

社長:まあスマホでの日本語入力はフリッカー一択です。それで思い出したのですが、昔ガラケーとかで物理的なボタンで入力してた時は、子音のボタンを何回か押して目的の文字にたどり着くという入力方式だったように思うんです。

開発:それも日本語の音が基本、子音x母音の10x5のマトリクスで表せるというおかげですね。穴もほとんど空いてなくて素晴らしい体系です。

社長:でも、わたしはあそこまで熟達する能力があるなら、モールス信号で入力したほうが情報量的に理にかなっていると思うんです。すごい速度で入力している若い人をみると、昔の無線通信士ってこんな感じだったのかなとか。

基盤:自然言語で入力するってとこから既に冗長だと思いますが。

社長:人間はそういうふうに出来てしまってますからねえ。

開発:わたしなんて子供のころは言語では思考してなかったですけど。それで昔考えたんですが、ワンタッチで入力したいアルファベットが32文字以内であれば、人間の指は5本あるので、2^5、つまり32文字のセットの1文字を一発で入れられるわけです。少なくとも英語のアルファベット26文字は入ります。ブラインドタッチで。

基盤:親指は携帯を支える必要があるので、1ビットとして使いにくくないですかね。ギターだって左手側は4本です。

開発:まあ、両手を使ってもいいです。そもそも、携帯の横とか裏側は空いているわけですから、あそこにN個のボタンを置けばNビットが一発で入る。

基盤:よくわからないけどアコーディオンのキーとかそんな感じですね。

開発:というか、スマホのタッチパネルは複数箇所のタッチをセンスできると思いますから、そこで例えば3本指で3ビットを入力する。マジでギターかピアノのキーボード状でも良いかもしれない。あれは入力手段として歴史に洗練されて来ました。

基盤:触る位置の情報を使うのとどっちが効率的かということになりますね。ホームポジションでブラインドタッチにこだわるかどうか。

社長:いやあ、入力の効率を求めるなら、スマホじゃなくてデスクトップでよくね?という話に戻るのかなと思いますよ。

開発:いえ、我々はキーボードに慣れてしまっているのでこれが効率的ですが、5〜6ビット同時入力のデバイスがあってそれに慣れたら、デスクトップ環境でももっと効率的に行けるかも知れないと思うんです。入力デバイスの形状は、たとえば握り心地の良いボール状で所々にボタンが出てるみたいな。遠目にみると、おにぎりを握ってるのかな?手もみだろうか?みたいな。

営業:職場の風景が和みますね。

基盤:マウスに記号入力ボタンが生えてても良いかもですね。両手マウスみたいな。

社長:まあそんだけばりばりベタな文字の列というか音声記号的なアルファベットを入力する必要が本当にあるのかということですよね。機能キーでほぼ良いのではないかとか。実際、マウスでのポインティングとメニュー選択だけで出来てしまう仕事も多いわけです。私なんて一番キーボードを打つのは、ブログにヨタ話を書く時だと思います。そういう、ある意味で、これはクリエイティブな作業なのですが。

社長:いや、それで。スマホで入力を苦労して思い出したのが、一昨年の春ころだったと思うんですが、福生の病院で起きた透析中断問題です。「かかか」は「け」に到達する直前で絶えたのではという話。

開発:それ、これをニュースにした新聞社が必死に頑張ってましたが、結局世論は彼らの扇動したい方向にも行かず、専門家や当局の見解も冷静なところに落ち着いたように記憶しています。

社長:それでね。スマホ用の入力手段とかテキスト編集とか、自分たちで作って見られたら面白いかな、思ったんです。

経理:そういえば健康診断の補助金の話、いくら出るんでしょうね?

— 2020-0620 SatoxITS

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